ベネフィットという言葉を聞いたことがあるでしょうか。コピーライターをしていく上でいつまでも探求していく必要が求められるものです。
ベネフィットを活用できれば、お客さんの心に響くコピーを書くことができるようになります。ベネフィットを作成する上で必要な視点についてご紹介します。
お客さんの視点を持つ
ベネフィットを理解するために欠かせないのが、お客さんの視点を持つことです。そのために、ベネフィットについて本サイトではつぎのように定義しますね。
「商品・サービスがもたらす結果」から感じる複数の気分の良いメリット
良い商品を使うとこんな風に思ったことはありませんか?
・✕✕ができて最高!
・これでもう✕✕しなくて済むわ~
・これを使えば✕✕が苦じゃなくなる
・これだけ手軽にできるのを待ってた
商品・サービスがもたらす結果によってあなたは気分が良くなるはずです。これらの気分が良くなる項目をまとめたもの全てをベネフィットと呼びます。
では、ベネフィットを理解して書きだすためには何が必要かといえば、お客さんの視点に立って考えてみることです。
自分ならこう考えるというのも慣れないうちはよいですが、お客さん視点で考えるとベネフィットの幅は大きく広がります。
もしあなたの大好きな人が使ったらどんなことを感じるかな、といった考え方をすると真剣に考えられるようになります。
お客さんの視点を持つべき理由
ベネフィットの内容は商品やサービスを使う人によって変わります。だからこそ、お客さんの視点を持つことが大事になるんです。
つまり、商品を使う人それぞれが持つ感情がちがうので、心を動かされるベネフィットも人それぞれちがうことになります。
同じベネフィットをAとBの2人に提示したとしても、Aには刺さるけど、Bには刺さらないこともあるんですね。
お客さんの視点を持つとは、こういう人だったらこんなベネフィットを感じるだろうな、ということを想像しながらベネフィットを考えるということです。
そうすれば、伝えたい相手に合わせたベネフィットを伝えることができるようになるんですね。
ベネフィットの具体例
例え:自動車
・自動ブレーキ機能がついているから、事故の確率が減るので安心して乗ることができる。
・限定車だから、特別感を持って運転を楽しめる。
自動ブレーキ機能という特徴がある自動車は「安心感」を得ることができます。家族のいる人には嬉しいベネフィットですよね。
限定車という特徴があれば、この世に数台しかないという「特別感」を得ることできます。
希少性の高い自動車を所有したい人や、他にはないものを手に入れることに情熱をもっている人にとってはウキウキするベネフィットになります。
もし、特別感がほしい人に「ブレーキ機能がついているので安心できます」というベネフィットを伝えてもその人には何ら刺さらないでしょう。
その逆も同じで安心感がほしい人に「限定車なので特別感が半端ないですよ」と言っても「へー」でおわってしまいます。
まとめ
ベネフィットを理解するために欠かせないのは、お客さんの視点で考えることです。
理由は、お客さんによって感じるベネフィットはそれぞれ違うからです。
この人には刺さるベネフィットだとしても、あの人には刺さらないベネフィットである可能性があります。
なので、この人ならこんなベネフィット、あの人ならこのベネフィットという視点で考えて書き出していくことが重要になるんですね。
多くの視点で考えることで、多くの人のベネフィットを作成できるようになります。
多くの人のベネフィットを考えだせることで、相手に合わせたベネフィットを伝えられるようになるのです。
刺さらないベネフィットを言われるほうは、ほんとにつまらないので買う気があっても買いたくなくなりますからね。
PS.
自分はとくに感じるのですが、パソコンの説明を受けているときって本当につまらないことが多いです。特徴をガンガン言われているだけのようで。
CPUが~~、メモリが~~、とか言われても理解もできないし良さもさっぱり分からなくないですか。
サクサク動くのが欲しいといっても「これならメモリが〇〇なので良いと思いますよ」って言われて「おお、いいね!」てなりませんよね。
メモリが〇〇だから、、、どうなの?ってことをぜひ伝えてほしいなと思います。